少女の話

「皆が言っている悪口を聞くのが疲れた…」 ボロボロ涙を流す少女今私の前で現実に娘が泣いている私も 娘と同じ頃 同じように泣いていたことがあったのを思い出しましたなんだか、似ている道を歩んでいるなぁ でも、 同じ人間ではないのだから 彼女は彼女の道…

自分の卒園式の時だから私が6才の時に 友達のお母さんがきれいな着物を着て みんなの前でお話をしていました 素敵だなって印象的でした 後から考えると それが母の会の会長さんだったのです。ウン十年後 自分が着物を着て みんなの前で謝辞を述べさせていた…

自分をいらない子だと思って育ってきた。 自分の存在の理由を探しながら 周りの人間と関わらなければいけない理由を探しながら 他の人とは違う自分を隠しながら 何か優れたところがなければ 存在してはいけないと思い込んでいた。 だから、 軍隊は好きだった…

親の考えや行動にいちいちびくびくしていた。 自分の行動はすべて親の許可がなければ出来なかった。 一番単純な「トイレに行きたい」という行動さえ 親を探して 「トイレに行ってくる」と 伝えてからでないと行けれなかった。どこかへ出かけるのも 「何処へ誰と…

何を自分自身にとがめていた? 何かの責任が自分にある気がしていた?自分の存在が誰かのお荷物だと思っていた? 自分がいなくなっても何も変わらないはずなのに なぜ自分がここにいるのか分からなかった。夜になると泣いてばかりいた 開いていない窓から空…

彼女は幼い子供の多くがそうなように 「ごっこ遊び」が好きだった。お母さんごっことか ヒーローごっことか誰にでも覚えのある遊び彼女は 「自分は誰にでもなれる」 そんな確信を持っていた遊びの中では 自分が設定した人間になりきることが出来たし クラスの…

中学一年生の夏休み お決まりの読書感想文。 今まで SF系のシリーズばかり読んでいたので、 名作でも読んでみようかと思い 太宰治の「人間失格」を読んでみた。 ものすごい衝撃だった。 幼い頃の妙におどけた主人公の様子が自分に重なった その時 自分は今…

時折ふと思い出すシーンがある 小学校高学年の時に仲良しグループでサイクリングの計画をした。 私は グループと言うのが当時から苦手で 結構風来坊をしていたので その仲良しグループに入っているのかどうか分からなかっただけど、 リーダー格の子が私も交…

実は最近気になっているのが次女の事 どうも 私に似ているらしく ともだちづきあいが苦手な様子と、言うより 「要らない」ぐらいに思っているのかもしれない。 一人で絵を描いたりするのが大好き 本もたくさん読んでいます。 一人の時間を楽しめるタイプのよ…

今頭の中で長距離走のイメージがある 実生活の中ではひじょうに苦手な分野です。 小学校中学校と長距離走るなんてとんでもない苦痛でした。 何度も言うようですが ”努力” ”忍耐”は、本当に苦手なの… リタイアすることも多かったです。なにが嫌って まず体の…

最近なんかおかしい… 娘が中学に上がってから なんかおかしい…この前 決定的だったのが 娘が習ったばかりの英語で 名前を聞いてきた 私はさらっとMy name is ○○○. なんと!!旧姓のフルネームを答えていた。 もう、何年も口にしたことないフルネーム。なんで…

彼女は友達つくりが苦手だった 友達が欲しい気はするが 必要なのかどうかわからない。 面倒くさいこともたくさん発生することは 簡単に予想がついた。そして、 何より彼女の友達つくりに障害になっているものは 「プライドの高さ」だった。「私から話しかけ…

小学校高学年の頃好きな男の子がいた。 すごく好きな子なんだけど 他にも好きな子がいた常に自分の中で5〜6人特に好きな子が居た日記に好きな子ランキングなんか書いて 交換日記相手の担任の先生に (クラスの子全員が先生に日記を書いて渡していたの) 「…

彼女は 自分の欲しいものが分からなかった おもちゃがいっぱい並んでいるお店の中で 他の子供達が 「あれが欲しい」 「これが良い♪」 と、嬉しそうにはしゃいでいる中 彼女はどれだったら親が気に入るのだろうかと考えていた。欲しいものが分からなかったわ…

彼女は 自分が悲しいのか嬉しいのか 今 怒る時なのか 笑う時なのか 考えないと分からないのです。誰かと会うときには あらかじめ そのときのシュミレーションをしてしまいますどんな服を着て そんな会話をして 自分は何を話すのか。。。でも、 そんなに上手…