[少女の話〕

tiisanakonomi2007-10-09

幼い頃を語るのに
思い当たるのは「しなければいけない事」の多かったこと!
夜は8時に寝なくてはいけない
漫画は読んではいけない
5時には家にいなくてはいけない
友人のところに行くのに
必ず行く先と時間をいい
それ以外の行動は許されなかった
食卓には家族と一緒につかなくてはいけない
父親には従わなければいけない
母親に対しては
仕事を手伝い いたわり 父との間に入り守ってあげなければいけない
母は
割とよく泣いていた気がする
いつも疲れていた気がする
よく体調を崩し
横になっていた気がする…

”気がする”と、いう表現なのは
なんだかそれは見ていけない事
それを少女が知っていることを周りの大人に知られてはいけなかったから。

知っているのに
知らないふりをしていた。。。

父と仲が悪いわけではないのだが
どうも
不満が渦巻く関係だったようだ

夫婦だから
傍からでは分からない複雑な心情が絡むのだろうけど
子供からは
「世界で一番仲が良い
時として世界で一番分かり合えない」そんな関係に見えた。

少女は
母が疎ましかった
不満だらけなのに
自分から変えようとしなくて
人のせいにばかりしている

「昔はこうじゃなかった」
そんな台詞を何回も聞いた気がする

そんな母がかわいそうだった
あんな人生は送らないと 心に決めた。

母が、出来なかった自立
私は自分の力で切り開いていける確信を持った。

私は出来る。
この母の元で育ったから
何がしたいのかはっきり分かった。

私には出来る!!!!!!