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今　身近な人が死に直面しています。
もうかなりの年なので
俗に言う大往生だと思います

ひ孫もたくさん居ます

長男家族と同居していました

決して孤独な人生ではなく
端から見れば
充実していたのではないかと誰もが思えます。

そんな彼女ですが
結婚していない息子が一人います

薄れてきた意識の中で
彼が結婚するという話を聞いたといいます
現実にはそんな話はないのです。

願望なんですよね。
そうあって欲しいという気持ちが
彼女にそんな夢を見せたのでしょうか。

このままそのことを否定してしまえば
彼女のこの世への心残りになるのでしょう
そのことを苦にして
息子への思いを残してしまうので
この世に繋がれてしまうのでしょうか

この世の中に未練が残らないように生きるって難しいです

彼女は息子を結婚させたかった
それは
世間体なのか
息子の幸せは結婚の基盤があっての事という思い込みなのか

息子が結婚していない事実をありのままに受け止め
それが決して不幸なことではなく
彼が選んだ彼のための道なのだと
その道が彼の道なのだと　思えたら彼女は楽になれるだろうに

心配や取越し苦労は
霊的な目を曇らせます

この世の幸せ不幸せは
霊的に曇った私達の目には見えないそうです

私たちが成功と思ったものが
霊的には失敗だったりするものなのだそうです。

またその逆も然り
失敗と思ったものが
霊的成長にとっては大成功だったりするそうです

彼女が死を迎えるにあたって
私達も学ぶものがたくさんあるようです。